その1 腐敗菌を抑え、カビさえも味方に!!!
乾燥させたり、塩蔵したり、燻製したりして、大切な食べ物を腐らせない
工夫をしてきました。
発酵食品が腐敗しにくく長持ちするのは、発酵菌が強く、腐敗菌をはじめ
とする他の菌の増殖を抑制するから。
味噌は、国菌でもある日本コウジカビの働きで、鰹節は、 ユーロティウ
ム属のカビの働きで、おいしい発酵食品ができあがります。
その2 独特のにおいがくせになる
「納豆」のあの匂い、「くさや」のくさいことくさいこと、世界一臭い食べ物
「シュールストレミング」とっても臭いのになぜかうまいと言って食べる人が
いる。発酵臭は、その国々に根付いた文化臭でもある。その地域の人たちが好き
好んで食べる独特の食品である。
その3 自然のめぐみそのもの
発酵食品は目に見えない微生物のおかげで人間にとって有益なおいしい食べ物
へと変化をさせてくれます。自然界の仕組みに沿って、自然の営みの中で醸し
出される発酵食品は、自然のめぐみであり、自然食品でもあります。
まさに自然とつながるその瞬間に立ち会えるのです。
その4 栄養成分がすばらしい
ブドウ糖に各種アミノ酸、ビタミン入りの飲み物といえば。。。。「甘酒」
これは、点滴の成分と一緒です。まさに「飲む点滴」です。
江戸時代には、暑い夏に死者が増えました。そこで滋養に満ちたこの甘酒が
売られるようになり、俳句の夏の季語にもなりました。
味噌も大豆で食べるよりも、低分子化され、吸収がよくなります。